7.Dx11のプロジェクトの設定

今回は、Dx11版のプロジェクトの設定を行います。現在、追加されているプロジェクトは、「メインプロジェクト」と「DirectTexプロジェクト」です。
まず前項の最後の状態で「ソリューションエクスプローラ」を右クリックして「プロパティ」を開きます。

2016080122

すると以下のダイアログが出ますので、「プロジェクトの依存関係」を「DirectXTex」にチェックを入れます。こうすることで、「DirectXTex」のビルドが終了したあとにメインのプロジェクトがビルドされるようになります。

2016080123

次に、「BaseCrossDx11」プロジェクトを右クリックして「プロパティシート」を開きます。

2016080124

以下はプロパティ設定ページです。

2016080125

「構成プロパティ」「全般」を選びます。構成が「すべての構成」プラットフォームが「すべてのプラットフォーム」になっているのを確認して「中間ディレクトリ」項目に

$(SolutionDir)Temp\Dx11\$(Configuration)\

と記述し、「適用」ボタンをクリックします。これは、コンパイラが出力する中間ファイルの保存先を「ソリューションディレクトリ」の「Temp」「Dx11」「DubugもしくはRelease」というディレクトリに保存するような設定です。
「BaseCross」はいろんな環境でビルドされる可能性があります。それぞれの独立したプロジェクトが、それぞれ思い思いの場所を「中間ファイル貯蔵庫」にされたのでは収集がつかなくなるので、かならず「ソリューションディレクトリ」の「Temp」の下に置くように設定します。こうしておくと不要ファイルを削除する際「Temp」ディレクトリごと削除すればいいので整理がしやすくなります。
また、ターゲットプラットフォームバージョンは「8.1」にします。
続いて、プロパティページの「VC++ディレクトリ」の「インクルードディレクトリ」のボタンをクリックして「編集」を選びます。

2016080126

ダイアログボックスで入力エリアに

$(SolutionDir)..\Libs\include

と記述します。

2016080127

これは「DirectXTex」のincludeファイルのある場所を指定します。「DirectXTex」側の設定は後ほど行います。
続いて、プロパティページの「VC++ディレクトリ」の「ライブラリディレクトリ」のボタンをクリックして「編集」を選びます。

2016080128

ダイアログボックスで入力エリアに

$(SolutionDir)..\Libs\lib\Dx11\$(Configuration)\

と記述します。

2016080129

これは「DirectXTex」のlibファイルの出力場所を指定します。「DirectXTex」側の設定は後ほど行います。
続いて、プロパティページの「C++」「全般」の「追加のインクルードディレクトリ」のボタンをクリックして「編集」を選びます。

2016080130

ダイアログボックスで入力エリアに

$(ProjectDir)

と記述します。

2016080131

これは、メインプロジェクトのディレクトリを参照することを設定することで、stdafx.hをこれから作成する共有プロジェクトから見えるようにします。
続いて、プロパティページの「C/C++」「コード生成」です。「拡張命令セットを有効にする」を「ストリーミングSIMD拡張命令2/archSSE2」にし、浮動小数点モデルを「Fast(/fp:fast)」にします。

2016080132

そこでいったん「適用」ボタンをクリックした後、「構成」を「Debug」にして、「ランタイムライブラリ」を「マルチスレッドデバッグ(/MTd)」にし、「適用」ボタンをクリックします。

2016080133

その後「構成」を「Release」にし「ランタイムライブラリ」を「マルチスレッド(/MT)」にして、「適用」ボタンをクリックします。

2016080134

ここまでくると設定ももう少しです。
今度は、「DirectXTex」のプロパティページを開き、以下の項目を設定します。プロパティページの出し方はこれまでと同様なので図版は省略します。

構成/すべての構成、プラットフォーム/アクティブ(Win32)の状態で
1、「全般」「構成の種類」を「スタティックライブラリ(.lib)]」
2、「全般」「出力ディレクトリ」を「..\lib\Dx11\$(Configuration)\」
3、「全般」「ターゲットプラットフォームバージョン」を「8.1」
4、「全般」「中間ディレクトリ」を「$(SolutionDir)Temp\DirectXTX\Dx11\$(Configuration)\」
5、「C/C++」「コード生成」「拡張命令セットを有効にする」を「ストリーミングSIMD拡張命令2/archSSE2」
6、「C/C++」「コード生成」「浮動小数点モデル」を「Fast(/fp:fast)」
構成/Debug、プラットフォーム/アクティブ(Win32)の状態で
7、「C/C++」「コード生成」「ランタイムライブラリ」を「マルチスレッドデバッグ(/MTd)」
構成/Release、プラットフォーム/アクティブ(Win32)の状態で
8、「C/C++」「コード生成」「ランタイムライブラリ」を「マルチスレッド(/MT)」

ここで「ファイル」「すべてを保存」しましょう。
いったんVS2015を閉じて、「Libs」ディレクトリ内の「include」ディレクトリ内に、「Libs」ディレクトリ内の「DirectXTex」ディレクトリ内の「DirectXTex.h」と「DirectXTex.inl」の2つのファイルをコピーしておきます。
これは、「DirectXTexプロジェクト」が作り出すのは「.lib」ファイルなので、それをリンクするためには、「DirectXTex」のヘッダファイルが必要だからです。
コピー後、「BaseCrossDx11.sln」を再び立ち上げます。
今回はここまでです。

 

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